日本歴史地名大系 「国東道」の解説 国東道くにさきみち 大分県:総論国東道円形状の国東半島は両子(ふたご)山(七二〇・八メートル)を主峰とする山塊が開析されて放射状に深い谷が形成され、残された山陵も海岸部に迫っていて海沿いの平地は少ない。このため海沿いに半島を巡る道は尾根と谷が繰返される路程で、通行には利さなかった。また各河川の河口部は湾となって良港が発達し、こういった環境も半島を巡る陸路の発達を妨げたと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報