国民防衛政府(読み)こくみんぼうえいせいふ(その他表記)Gouvernement de la Défence nationale

旺文社世界史事典 三訂版 「国民防衛政府」の解説

国民防衛政府
こくみんぼうえいせいふ
Gouvernement de la Défence nationale

1870年9月ドイツとの戦争継続を唱えてパリに成立した臨時政府
セダンでナポレオン3世が降伏したことが伝えられると,パリで市民らが蜂起し,パリ軍管区司令官トロシュを首班とする共和主義者の政府が成立した。しかし軍事的にビスマルク包囲を破ることはできず,休戦中の1871年2月に正式講和の前提となる国民議会選挙が行われて急進共和派は敗れ,ティエール政権が誕生した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む