日本歴史地名大系 「国江村」の解説 国江村くにえむら 愛知県:豊田市上郷・高岡地区国江村[現在地名]豊田市畝部西(うねべにし)町 国江矢作川に架かる天神橋の北西に位置する。近世は、初め岡崎藩領で寛永郷帳高四八〇石。元禄郷帳には記載がなく、旧高旧領取調帳では岡崎藩領三六六石余と行福(ぎようふく)寺領一七石余である。近世上野雑抄によると、宝永八年(一七一一)上野手永の大庄屋に当村孫右衛門が就任している。通称山国江と下国江に区別されるが、同書によると、宝暦八年(一七五八)の矢作川の洪水で全戸が水没したため、三六戸が山に居を移し、残りは一〇戸となり、両者間の距離は一八町もあったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by