国賊(読み)コクゾク

デジタル大辞泉 「国賊」の意味・読み・例文・類語

こく‐ぞく【国賊】

国の利益を害する者。国家に害を与える者。
[類語]売国奴非国民

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「国賊」の意味・読み・例文・類語

こく‐ぞく【国賊】

〘名〙
① 国を乱し、世に害を与える者。国家に仇する者。国敵。非国民。
※七箇条起請文(1204)「誑惑世間人、誑法之過殊重。是寧非国賊乎」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七「大明は国賊に亡ぼされて居た」 〔荀子臣道
② 人を罵っていう語。
浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)一「ヤイ、礼儀知らずの国賊」

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普及版 字通 「国賊」の読み・字形・画数・意味

【国賊】こくぞく

国に害をなすもの。〔子、臣道〕君の榮辱を(うれ)へず、國の臧否(ざうひ)(善悪)をへず、偸合(とうがふ)容(こうよう)(いい加減にする)して以て祿を持しふのみなるもの、之れを國のと謂ふ。

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