日本歴史地名大系 「国道三三五号」の解説 国道三三五号こくどうさんびやくさんじゆうごごう 北海道:根室支庁国道三三五号知床(しれとこ)半島の西側、羅臼(らうす)町から根室海峡の海岸に沿って標津(しべつ)町に至る実延長四二・四キロの国道。東に国後(くなしり)島を望みながら走るので国後国道と通称される。羅臼は明治期になっても根室を基地とした季節出稼漁者の漁場で、長く海上交通が主であった。明治二〇年代に入って鰊・鮭漁が活況を呈し、同三四年(一九〇一)に標津から羅臼までの陸路が開かれ、昭和四年(一九二九)に羅臼―標津間にバス路線が開通したが、冬期間は運休した。同二八年路線改良工事が始まり、同四七年主要道道羅臼―標津線、同五〇年に一般国道三三五号となった(北海道道路史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by