出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道の東岸と国後(くなしり)島との間にある海峡。知床岬と国後島ルルイ岬を結ぶ幅約70kmを北口,根室半島突端の納沙布(のさつぷ)岬と国後島ケムライ崎を結ぶ幅約35kmを南口とする。海域の南の部分は根室湾である。海峡中央部に突き出す野付(のつけ)半島と国後島のノツエト崎,ケムライ崎との間は野付水道と呼ばれ,幅約16kmで海峡中最も狭い。水深は南口で20~30m,野付水道で5~10m,北部は急に深くなり,北口中央部では2400mに達する。冬季は知床半島沿いに流氷が南下し,結氷する。海峡は根釧(こんせん)地域の沿岸漁業の中心地で,1~3トンの動力船でサケ,スケトウダラ,カレイ,イカ,コンブなどを漁獲する。
執筆者:奥平 忠志
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北海道東部、知床半島(しれとこはんとう)から根室半島にかけての海岸線と国後島(くなしりとう)間の海峡。幅は20~30キロメートルであるが、標津(しべつ)町の砂嘴(さし)の野付(のつけ)崎と国後島南端のケラムイ崎間は16キロメートルにすぎず、この間は野付水道ともよばれる。海域にはサケ、マス、カニ、タラ、ホッケなどが豊富で、漁船は羅臼(らうす)港、標津港、根室港を基地として操業しているが、ときおりロシアの哨戒(しょうかい)艇によって日本の漁船が拿捕(だほ)され、危険な海域とされている。水深は50メートル以下で、氷河期には野付水道一帯は陸続きであったといわれている。
[進藤賢一]
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