国道三九一号
こくどうさんびやくきゆうじゆういちごう
釧路支庁所在地の釧路市を起点にして北上し、同支庁川上郡標茶町域の釧路湿原国立公園、同郡弟子屈町の阿寒国立公園東部、同町と斜里郡小清水町境野上峠を経由し、同町浜小清水からオホーツク海岸沿いに西へ進んで網走支庁所在の網走市とを結ぶ、国道二四〇号に次ぐ第二の産業・観光国道。うち弟子屈町摩周温泉―弟子屈原野間は国道二四三号、小清水町浜小清水―網走市間は国道二四四号と併用され、併用区間を除く延長は一一六・四キロ。明治一八年(一八八五)九月川上郡熊牛村標茶(現標茶町)に釧路集治監が開設され、収監者たちは同二一年九月からは道路開削に従事し、釧路―標茶間一一里三二町五一間が同二二年一一月に完成した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報