国際家族年(読み)こくさいかぞくねん(その他表記)International Year of The Family

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際家族年」の意味・わかりやすい解説

国際家族年
こくさいかぞくねん
International Year of The Family

家族に関する諸問題へ人々の関心を高めるため,1989年 11月の国連総会によって 94年が「国際家族年」とされた。 building the smallest democrasy at the heart of society (政府訳では「家族からはじまる小さなデモクラシー」) をスローガンとし,宣言文では「家族は社会の基本単位」であり,「家族にできるかぎり広範な保護と援助が与えられるべきである」とされ,国際機関や非政府組織 NGOなどによって支援活動が繰り広げられたほか,約 150ヵ国で記念の行動計画が行われた。また宣言文では「唯一理想の家族像の追求を避けるべき」ことや,「世界人権宣言女性差別撤廃条約などに基づくものである」ことが記されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android