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国際年 こくさいねんInternational Years

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国際年
こくさいねん
International Years

国連は,世界的規模で取組むべき1年ごとの重要課題を総会で決定し,会議を主催し,研究の進展をはかり,それによって課題に対する各国の注目を促し,国際平和と協調の精神を養い,経済・産業の発展をはかることとした。テーマは 1957-58年地球観測,59-60年難民,60年精神衛生,61年保健医療・種子,64-65年太陽観測,65年国際協力,66年コメ,67年観光,68年人権,70年教育,71年人種差別,72年図書,74年人口,75年婦人,79年児童,81年障害者,82年南ア制裁,83年コミュニケーション,85年青年・森林,86年平和,87年居住,90年識字,92年宇宙,93年先住民,94年家族,となっている。

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デジタル大辞泉の解説

こくさい‐ねん【国際年】

国連総会で、共通テーマを定め、1年間を通じて各国がその問題についての啓蒙対策を促進するための活動。1957年の「国際地球観測年」に始まる。

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大辞林 第三版の解説

こくさいねん【国際年】

国際連合総会で共通テーマを決定し、一年間を通して各国がそのテーマに取り組む活動。1957年の「国際地球観測年」が最初。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国際年
こくさいねん

国連が定める共通した一つのテーマについて、国際社会が1年間を通じて取り組むこと。1957年の「国際地球観測年」が最初である。
 国際年の制定は国連総会で決定される。テーマは国連が目ざしている平和的発展、経済的発展、社会的・文化的発展、人権の促進などに関して国際協力の推進を必要とする問題から選ばれ、決定すると各国政府は国内委員会の設立と行動計画の作成を要請される。国際年の趣旨は、地球社会が抱える問題を「相互依存」の精神に基づいて考え、行動をおこすことにあるといえる。
 また国際年は、女性、子供、障害のある人、民族問題などをはじめとする人権保障実現を目ざすテーマが多い。おもに人権をテーマとした国際年として、1959~1960年の世界難民年、1968年の国際人権年、1971年の人種差別と闘う国際年、1975年の国際婦人年、1979年の国際児童年、1981年の国際障害者年、1987年の家のない人々のための国際居住年、1990年の国際識字年、1993年の世界の先住民の国際年、1995年の国連寛容年、1996年の貧困根絶のための国際年、1999年の国際高齢者年、2001年の人種主義、人種差別、排外主義、不寛容に反対する動員の国際年、2004年の奴隷制との闘争とその廃止を記念する国際年などがあげられる。なお、2001年のボランティア国際年は、阪神・淡路大震災やナホトカ号重油流出事故などによりボランティアに対する国民の関心が高まった日本の提案に基づいて制定された。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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