国際金融安定性報告書(読み)コクサイキンユウアンテイセイホウコクショ

デジタル大辞泉 「国際金融安定性報告書」の意味・読み・例文・類語

こくさいきんゆうあんていせい‐ほうこくしょ【国際金融安定性報告書】

国際通貨基金IMF)が国際金融市場安定性について現状分析を行い、今後の予測や対応策などを示す文書。年2回発行。世界金融システムや各加盟国の金融政策対象とするIMFのサーベイランス結果としてまとめられる。GFSR(Global Financial Stability Report)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「国際金融安定性報告書」の意味・わかりやすい解説

国際金融安定性報告書【こくさいきんゆうあんていせいほうこくしょ】

IMFが調査活動として通常年2回発表する金融経済報告書。略称はGFSR。世界の金融情勢の分析と見通しをまとめたもので,2008年米国金融危機に端を発した世界同時不況下で,各国の経済対策立案のための基礎的な資料として注目された。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android