国音(読み)コクオン

デジタル大辞泉 「国音」の意味・読み・例文・類語

こく‐おん【国音】

その国やその地方における固有の発音。くになまり。
漢字おんに対しての、日本での読み方和訓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「国音」の意味・読み・例文・類語

こく‐おん【国音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その国、地方における特有の発音。くになまり。
    1. [初出の実例]「沉安頓吾は島津氏のことなりといへり。〈略〉三韓の人は音にごる故に、しいまあずうとおぼえて、沉安頓吾の国音を以て訳するなりと」(出典:随筆・秉燭譚(1729)一)
    2. [その他の文献]〔謝荘‐赤鸚鵡詩〕
  3. 漢字の、日本におけるよみかた。和訓。
    1. [初出の実例]「蓋国音瓶子通平氏、醋甕通眇也」(出典日本外史(1827)一)

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