日本歴史地名大系 「国頭方」の解説
国頭方
くにがみほう
近世から明治一二年(一八七九)までの行政区画。順治一七年(一六六〇)四代官制の一つとして国頭方代官が設置された(「球陽」尚敬王一六年条)。「琉球国由来記」によれば同代官は主取一員・筆者四員で構成され、
康熙六年(一六六七)樫木・松木の御用を勤める中頭山奉行が置かれ、同一八年同奉行は国頭山奉行に改称された(「琉球国由来記」、「球陽」尚質王二〇年条・尚貞王一一年条)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報