園田安賢(読み)ソノダ ヤスカタ

20世紀日本人名事典 「園田安賢」の解説

園田 安賢
ソノダ ヤスカタ

明治・大正期の官僚,実業家,男爵 北海道庁長官;警視総監;貴院議員。



生年
嘉永3年9月1日(1850年)

没年
大正13(1924)年8月7日

出生地
薩摩国(鹿児島県)

経歴
薩摩藩士の長男として生まれる。戊辰戦争に従軍後、警察に入る。明治5年大警部、8年警視庁に出仕。15年石川県警部長、23年警視副総監を経て、警視総監。29年男爵となり、30年貴院議員。31年警視総監に復帰したが、間もなく北海道庁長官となり、開拓10ケ年計画などを推進した。のち宮中顧問官。39年退官後は実業界で活躍し、朝鮮棉花社長、共正銀行頭取などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「園田安賢」の解説

園田安賢 そのだ-やすかた

1850-1924 明治-大正時代の官僚,経営者
嘉永(かえい)3年9月1日生まれ。もと薩摩(さつま)鹿児島藩士。明治8年警視庁にはいり,石川県大書記官などをへて24年警視総監。北海道庁長官,宮中顧問官をつとめた。貴族院議員。のち実業界に転じ,朝鮮棉花社長,共正銀行頭取となった。大正13年8月7日死去。75歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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