土井十二(読み)ドイ トオジ

20世紀日本人名事典 「土井十二」の解説

土井 十二
ドイ トオジ

昭和期の法医学者,刑法学者 元・同志社大学法文学部教授



生年
明治27(1894)年4月16日

没年
昭和41(1966)年12月22日

出生地
大阪市淀川区

学歴〔年〕
大阪医科大学〔大正10年〕卒,同志社大学法学部〔大正13年〕卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
京都帝大医学部法医学教室で小南又一郎教授に師事、昭和2年講師、6年同志社大学法学部講師となり、助教授を経て14年教授、18年法学部長、19年から初代法文学部長兼務、21年辞職。その後大阪大学医学部、和歌山県立医科大学講師を経て、26年和歌山医大法医学教授となった。36年日本法医学会名誉会員。法医学分野では窒息論の研究で知られる。著書に「刑法提要各論」「法医学提要」(共著)、「医事法制学の理論とその実際」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土井十二」の解説

土井十二 どい-とおじ

1894-1966 昭和時代の法医学者,刑法学者。
明治27年4月16日生まれ。大阪医大(現阪大)で医学をおさめたのち,同志社大で法律をまなぶ。京都帝大法医学教室をへて同志社大,のち和歌山県立医大の教授。医学と刑法学の両分野をふまえ,医事法制学の基礎を確立した。昭和41年12月22日死去。72歳。大阪出身。著作に「法医学提要」(共著)など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例