土地譲渡税(読み)とちじょうとぜい

百科事典マイペディア 「土地譲渡税」の意味・わかりやすい解説

土地譲渡税【とちじょうとぜい】

土地投機防止と宅地供給の促進を期して1973年に創設された税。土地譲渡益に対し,国税としての所得税または法人税,地方税としての住民税が課される。土地の所有者の個人・法人の別,土地の所有期間の長短などにより課税方法が異なる。1991年度の土地税制改革により税率が引き上げられたが,1998年の税制改定により課税条件が緩和され,全般的に軽減された。特定の政策目的に応じた譲渡に対しては各種の特別控除軽減税率特例などがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android