最新 地学事典 「土壌放射能汚染」の解説
どじょうほうしゃのうおせん
土壌放射能汚染
soil radioactive pollution
核実験による放射性降下物(グローバルフォールアウト)や原子力事故により放出された人工放射性核種による土壌汚染。比較的放出量が多く,半減期の長い134Cs・137Cs・90Srが長期的な空間線量率の上昇や食物・林産物の放射能汚染を引き起こす主要因とされる。高濃度汚染地域では,表土の剥ぎ取りや客土による除染が実施された。これは,多くの放射性核種が土壌表層に吸着・保持されること,土壌自体が放射線を遮蔽する効果をもつためである。
執筆者:高橋 純子
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

