土壌生成因子(読み)どじょうせいせいいんし

最新 地学事典 「土壌生成因子」の解説

どじょうせいせいいんし
土壌生成因子

soilforming factors

土壌生成にかかわる母材(母岩)・生物気候地形・時間・人為の六つの環境因子のこと。土壌はこれら生成因子の相互作用の結果生成される歴史的自然体として定義される。V.V.Dokuchaev(1899)提起。土壌生成因子はどの一つも欠くことができない同意義性と,どの因子も他の因子の代りをすることができない非代替性を有している。土壌母材は,土壌の化学性や鉱物性に強く影響を及ぼし,土壌生成の初期段階でその影響は強いが,生成段階の進行とともに影響は弱まる。また,同一母材からなる土壌でも,他の生成因子が異なることによってまったく異なる土壌が生成されることがある。生物因子,特に植生は土壌中の有機物の給源として重要な役割を演じる。グローバルなスケールでみた場合,植生-気候因子は密接に結びついており,両者が強く土壌生成に影響したとき成帯性土壌を形成。地形因子は,土壌母材の堆積様式や水分状況に影響を及ぼす。時間因子は以上の四つの因子とは質的に違いがあり,母材・生物・気候・地形因子を統合的に支配する。人為因子は,のちに追加された因子で,人類活動が多大に土壌生成に関与していることから,生成因子とは別個に扱われる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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