土居城跡(読み)どいじようあと

日本歴史地名大系 「土居城跡」の解説

土居城跡
どいじようあと

[現在地名]油木町油木 市場後区

油木八幡社の門前町としての市場いちばの一角に位置し、現在も居館形式の屋敷が残る。在城者として矢田貝友時・久興・弾正の名を伝える。代々対馬守を称しており、系譜ははっきりしないが土着の土豪と思われる。足利氏一族の内訌である観応合戦の時、高師泰方にくみした備後南部の宮下野入道の配下として小畠こばたけ(現三和町)の馬屋原氏、新免しんめんの村田氏、福永ふくなが(現神石町)の高尾氏らとともに服部蛇円山はつとりじやえんざん(現福山市)合戦に活躍、また天文三年(一五三四)二月、毛利元就が新市しんいち(現芦品郡新市町)亀寿山かめじゆさん城宮下野守を攻めた時に、涌木徳若丸・馬屋原氏・村田氏らとともに宮氏にくみしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む