土打村(読み)つちうちむら

日本歴史地名大系 「土打村」の解説

土打村
つちうちむら

[現在地名]大野市土打

九頭竜くずりゆう川左岸に位置し、美濃街道に沿う農村。東は川を渡って坂谷さかたにはん村に至る。村名は寛永三年(一六二六)七月七日の井口村田地日損ニ付取水約定証文写(常見家文書)に「土打村甚兵衛殿」とみえる。初め福井藩領、正保二年(一六四五)松岡藩領、享保六年(一七二一)福井藩領に復した。

正保郷帳によると田方五四一石余・畠方七三石余。「福井藩役々勤務雑誌」(松平文庫)によると、村高のうち七三・五一石が畑高で、免率は二ツ一分五厘、田方一石六斗代・畑方一石五斗代であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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