土産金(読み)みやげがね

精選版 日本国語大辞典 「土産金」の意味・読み・例文・類語

みやげ‐がね【土産金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 婚姻または養子縁組の際、嫁または養子が、実家から持参した金銭。持参金。化粧料。みやげきん。みやげぎん。
    1. [初出の実例]「養子の方も土産金を多分持来りしを自慢に心得」(出典:随筆・世事見聞録(1816)一)
  3. 江戸時代、入牢の際囚人がひそかに牢内へ持参した金銭。虐待を免れるため、牢名主などに贈られた。本来禁じられていたが大目に取り扱われたという。つる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android