圦上遺跡(読み)いりうえいせき

日本歴史地名大系 「圦上遺跡」の解説

圦上遺跡
いりうえいせき

[現在地名]狛江市中和泉三―四丁目

多摩川左岸の沖積地に向かって舌状に張出す立川段丘の先端部にあって、標高約二六メートル、沖積地との比高二―三メートル。段丘崖下からの湧水に恵まれ、縄文時代中期から歴史時代までの複合遺跡である。昭和四六年(一九七一)および同五五年に発掘調査が行われた。その結果、とくに縄文後期から晩期の土器とともに土偶・耳飾・岩版など様々な遺物が出土したことは、近くの調布市下布田(しもふだ)遺跡や大田区下沼部(しもぬまべ)遺跡との関連のなかで多摩川中流域における同期の貴重な資料である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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