出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…超音速の気流中におかれた物体または逆に静止流体中を超音速で進行する物体では,遠くまで広がる定在波として衝撃波が見られる。 密度の可変な流体(縮む流体,圧縮性流体)中に生ずる圧力や密度の微小変化は,静止流体中を音波として伝わっていくが,振幅が有限になると,圧力の高い部分の伝搬速度が圧力の低い部分の伝搬速度より大きいので,圧力の高い部分が低い部分に追いついて波の急峻化が起こる。ただしそこでは粘性や熱伝導などの散逸が大きくなって急峻化が妨げられ,結局,追いつきによる非線形効果と散逸効果とがつりあった状態で急峻な波面が形成され,音速より速い速度で定常伝搬することになる。…
…高分子溶液などのようにニュートンの粘性法則からはずれる流体は非ニュートン流体という。また運動による密度変化が無視できる場合は縮まない流体(非圧縮性流体),密度変化を考えねばならない場合を縮む流体(圧縮性流体)という。なお,固体であっても時間のスケールを非常に長くとれば流体とみなすこともできる。…
※「圧縮性流体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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