圧縮永久ひずみ(読み)アッシュクエイキュウヒズミ

化学辞典 第2版 「圧縮永久ひずみ」の解説

圧縮永久ひずみ
アッシュクエイキュウヒズミ
compression set

物体にその弾性限界を超える応力を加えたとき,応力を除いたのちも永久に残るひずみを一般に永久ひずみといい,圧縮応力により生じる永久ひずみを圧縮永久ひずみという.粘弾性固体では,粘弾性的挙動として永久ひずみが生じる.材料工学的な意味としては,たとえばゴム工業において,パッキング寿命を支配する大切な物性とされている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む