デジタル大辞泉 「在り処」の意味・読み・例文・類語 あり‐どころ【在り▽処/有り所】 「ありか」に同じ。「いもうとの―申せ」〈枕・八四〉 あり‐か【在り▽処/在り▽所】 物のある場所。人のいる場所。所在。居所。「財宝の―」「敵の―」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「在り処」の意味・読み・例文・類語 あり‐か【在処・在所】 〘 名詞 〙 ( 古く「ありが」とも。「か」は所、場所の意 ) 物のある所。人のいる所。身を落ちつける所。ありしょ。所在。居所。[初出の実例]「風のうへにありかさだめぬちりの身はゆくへもしらずなりぬべらなり〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑下・九八九)「煙管のありかが分らないでしきりにその辺を間さぐってゐる」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例