在江村(読み)ありえむら

日本歴史地名大系 「在江村」の解説

在江村
ありえむら

[現在地名]鹿島町在江

坪川つぼかわ村の北に位置し、灌漑用水不足地域で畑作中心。石塚いしづか川末流部の有江野ありえの原野の開拓で成立した。有江とも書く(藤井文書)。元和六年(一六二〇)の検地高は田畑居屋敷ともで三九〇石余(「検地打渡状」在江区有文書)、同年の新開検地高三二石余(「新開検地打渡状」同文書)正保郷帳に有江村とみえ、高三九〇石余、田方一七町六反・畑方八町四反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高四四五石、免五ツ一歩、小物成は苦竹役三四匁、鳥役一匁(出来)であった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android