最新 地学事典 「地下生物圏」の解説
ちかせいぶつけん
地下生物圏
deep biosphere
地面8メートルより深い地中に存在する生態系の総称。主に原核生物からなる。光合成由来の物質に栄養を依存しないものは,地球外生命や地球初期生態系との関連性が高いと考えられている。海底下の場合は堆積物10cmより深い領域に存在する生態系を指し,陸海合わせると莫大な生物量が存在すると試算されている。地下環境では生物の増殖速度が遅いため,進化速度も遅いと考えられている。ガス田の生成やさまざまな元素の鉱床形成に寄与している。
執筆者:鈴木 庸平
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

