地域振興券(読み)ちいきしんこうけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地域振興券」の意味・わかりやすい解説

地域振興券
ちいきしんこうけん

消費を喚起し,地域経済の活性化を目指すため,15歳以下の児童と 65歳以上の高齢者の一部に支給された一種の商品券。若い親の層の子育てを支援し,老齢福祉年金受給者や低所得高齢者の経済的負担を軽減することで,個人消費を喚起し,地域経済の活性化をはかる目的で 1998年11月政府が決定した。交付対象は 15歳以下の児童をもつ世帯主と,65歳以上で住民税が非課税の高齢者,重度障害者などで,支給額は 1人 2万円。交付事業は各市町村が行い,経費は全額国の補助とした。この地域振興券が使用できる地域は発行市町村の区域内に限定され,使用期間は交付開始から 6ヵ月と限定された。消費不況の続くなかでの景気対策一環として行なわれたもので,1999年1月29日に島根県の浜田市皮切りに順次交付された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「地域振興券」の意味・わかりやすい解説

地域振興券
ちいきしんこうけん

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