地売(読み)じうり

精選版 日本国語大辞典 「地売」の意味・読み・例文・類語

じ‐うりヂ‥【地売】

  1. 〘 名詞 〙 商品を生産地で販売すること。江戸時代では、生産地での一般的な商品の売買は禁じられ、都市部の特定商人の手を経ることを原則としていた。
    1. [初出の実例]「京大坂奈良堺を一つにからげて一手の地売(ヂウリ)も御当地一日の商売にはかけあはず」(出典浮世草子・沖津白波(1702)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android