地方根元記(読み)じかたこんげんき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地方根元記」の意味・わかりやすい解説

地方根元記
じかたこんげんき

江戸時代の地方書(じかたしょ)の一つ。著者大坂の算術者木村荊雲(けいうん)。1789年(寛政1)の成立。古代から江戸中期に至る日本の田制、税制沿革を記した短編。著者が算術者であったためか、石盛(こくもり)や取箇(とりか)などの数値に関する記述が多いのが特徴の一つといえるが、全般に著述内容は簡略である。専門用語には割り注が施されるなどの配慮がみられる。瀧本(たきもと)誠一編『日本経済大典』第21巻、同編『日本経済叢書(そうしょ)』第14巻所収。

[飯島千秋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む