地方民活(読み)ちほうみんかつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地方民活」の意味・わかりやすい解説

地方民活
ちほうみんかつ

地方行政民間活力を導入すること。第二臨調以後,民間の活力公共部門にどう生かすべきかとの議論が高まり,地方行政にもその考え方が取り入れられている。その方法として,(1) 自治体の公有財産制度の見直し・規制緩和,(2) 自治体所有地への公有地信託制度の導入,(3) 地方債の発行規制の見直し・流通促進,(4) 民間活力を生かした地方開発事業への財政的援助があげられ,具体的に運用され始めている。ただ,内需拡大を狙いとする民活だけに経済レベルの視点が先行しがちで,地方自治主役である市民にとって真に必要な民活とは何かの議論が乏しい点が問題である。

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