精選版 日本国語大辞典 「地方沙汰」の意味・読み・例文・類語 じかた‐さたヂかた‥【地方沙汰】 〘 名詞 〙 室町時代、京都における家屋敷地などに関する訴訟を処理すること。地方頭人の管轄に属する。〔武政軌範(1441‐90)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地方沙汰」の意味・わかりやすい解説 地方沙汰じかたさた 室町幕府訴訟制度の一系統。京中の家屋敷,土地を対象とする。したがって,民事事件に関する裁判手続である。前代の雑務沙汰から,京都における事件だけを独立させたのは,京都が室町幕府存立の重要な基盤であったからであろう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報