地方頭人(読み)ジカタトウニン

大辞林 第三版の解説

じかたとうにん【地方頭人】

室町幕府の職名。京中の家屋・宅地・訴訟のことなどをつかさどった。地方頭じかたがしら。地奉行。

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精選版 日本国語大辞典の解説

じかた‐とうにん ヂかた‥【地方頭人】

〘名〙 室町幕府の職名の一つ。京都内外の宅地、店舗、道路などのことを管理する地方長官。はじめは引付頭人の中から選任されたが、のち摂津氏が世襲した。地奉行。地方奉行。じかたかいこう。じかたかしら。
※御前落居記録‐永享四年(1432)三月八日「仰地方頭人下奉書也矣」

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世界大百科事典内の地方頭人の言及

【地方奉行】より

…地方奉行の職務としては屋地の裁判,紛失証文の安堵,大名近習宿所地の決定,幕府認可外の寺領内の建造物の取締りなど,室町幕府が洛中の土地支配を進めるにあたって広範かつ重要な役割を果たした。地方奉行の長官たる地方頭人(じかたとうにん)には応永ころより摂津氏が代々その職を継承した。応仁の乱以降はその職も有名無実化していったものと思われる。…

※「地方頭人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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