地方行革(読み)ちほうぎょうかく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地方行革」の意味・わかりやすい解説

地方行革
ちほうぎょうかく

地方自治体の行政改革を進めること。第二臨調で特に強調され,(1) 自治体の自主性の強化,(2) 自治体行政の簡素・効率化,(3) 広域行政体制の確立を目標とした。 1985年,自治省は (2) の改革を目指し各自治体が地方行革大綱を定め,それに沿って改革を進めるよう求めた。その内容は事務事業の見直し,組織・機構簡素化給与の適正化,民間委託の推進,OA化の促進,公共施設の管理合理化,地方議会の活性化など広範に及ぶ。各自治体は大綱を定めその改革に取組んでいるが,基本的には三割自治の構造をつくり出している中央=地方関係について,権限および財源委譲など自治体の自主性を強める大胆な制度改革がなされないかぎり,地方改革には一定の限界がある。

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