地望(読み)ちぼう

精選版 日本国語大辞典 「地望」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぼう ‥バウ【地望】

〘名〙 門地名望。よい家柄。
懐風藻(751)石上乙麻呂伝「地望清華、人才穎秀」
海道記(1223頃)木瀬川より竹の下「誰か思し、〈略〉地忽に夭をあげて地望を失んとは」 〔李商隠‐五言述徳抒情詩〕

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デジタル大辞泉 「地望」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぼう〔‐バウ〕【地望】

門地もんちと名望。よい家柄。

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普及版 字通 「地望」の読み・字形・画数・意味

【地望】ちぼう(ばう)

地位と名望。宋・陳亮〔又呂東を祭る文〕惟(こ)れ兄、天の高、地の最、學力の深、心事、一としてはらざる無し。

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