デジタル大辞泉 「門地」の意味・読み・例文・類語 もん‐ち【門地】 [名・形動]1 家柄。門閥もんばつ。「門地がある」「門地が高い」2 《家の格式によって作法などが違うところから》物事の関係・順序などが本来の逆になっていること。また、そのさま。あべこべ。「するほどの事―になりて」〈浮・子孫大黒柱〉[類語]家柄・家格・身分・貴賤きせん・尊卑・出自・階級 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「門地」の意味・読み・例文・類語 もん‐ち【門地】 〘 名詞 〙① 家柄。門閥。[初出の実例]「越前にて、門地も、さる人か」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)「家名門地なんか云ふ事にはあまり頓着しない方でね」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉九)[その他の文献]〔晉書‐王述伝〕② ( 形動 ) ( 家の格式によって作法などが違うところから転じて ) 物事の順序・位置・関係などが本来の逆になっていること。また、そのさま。反対。あべこべ。まちまち。もんちもんち。[初出の実例]「昼迄寝るを作法にて、余所ともんちの揚屋町」(出典:浄瑠璃・百日曾我(1700頃)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「門地」の意味・わかりやすい解説 門地もんち 人の出生によって当然に生じる社会的地位のことで,いわゆる「家柄」とか「生れ」がこれにあたる。日本国憲法は門地による差別を明文で禁止している (14条1項,44条) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by