最新 地学事典 「地熱エネルギー直接利用」の解説
ちねつエネルギーちょくせつりよう
地熱エネルギー直接利用
direct utilization of geothermal energy
熱水からの熱をそのまま利用する方法。浴用などのほかに木材の乾燥,野菜の栽培などに利用される。熊本県小国町では,木材の乾燥に地熱蒸気が用いられているほか,北海道森町ではトマトなどの野菜の栽培,秋田県湯沢市の小安温泉では熱水を用いて低温殺菌牛乳とヨーグルトなどの乳製品の生産が行われている。鹿児島県指宿市鰻池周辺では,「すめ」と呼ばれる地熱蒸気を利用した調理方法が行われている。海外では亜鉛やホウ素などの鉱物の抽出に利用している例もある。
執筆者:當舎 利行
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

