地熱変質帯(読み)ちねつへんしつたい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地熱変質帯」の意味・わかりやすい解説

地熱変質帯
ちねつへんしつたい

地熱地域地下または地表岩石熱水と反応して変質している地域。熱水が酸性の場合は、変質度が強く白色変質帯となる。変質鉱物としてはクリストバル石石英明礬(みょうばん)、カオリンパイロフィライトなどがみられる。熱水が中性もしくはアルカリ性の場合は、変質度は比較的弱く緑色変質帯となる。変質鉱物としてはモンモリロナイト緑泥石、セリサイト、沸石などがみられる。

[湯原浩三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android