地磁気極(読み)チジキキョク(その他表記)geomagnetic pole

最新 地学事典 「地磁気極」の解説

ちじききょく
地磁気極

geomagnetic pole

地心双極子磁場が作る仮想的な極で,双極子(ガウス係数の成分のベクトル和)の軸が地表と交差する点。北半球のものを地磁気北極,南半球のものを地磁気南極という。2020年時点の地心双極子軸は自転軸から約9度傾いており,地磁気北極は北緯81°,西経73°(地磁気南極はその対称点)にある。一方,非双極子成分を含む実際の地磁気のベクトルが垂直に地表に交わる点(地磁気伏角が±90度となる点)を磁極と呼んで区別する。理論上北磁極・南磁極はそれぞれ複数存在することが可能であるが,現在の地磁気は双極子が卓越しているため実際には一つずつで,2020年現在北磁極は北緯87°,東経163°,南磁極は南緯64°,東経136°付近にある。

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参照項目:地球磁場の逆転

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「地磁気極」の意味・わかりやすい解説

地磁気極
ちじききょく
geomagnetic pole

地球中心に想定された磁気双極子の軸を延長して地表に交わる位置(点)のこと。2012年時点の地磁気極の位置は、地磁気北極が北緯80.1度、西経72.4度、地磁気南極が南緯80.1度、東経107.6度である。地軸(地球の回転軸)より傾いており、地理北極、地理南極とは異なる。

河野 長]

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世界大百科事典(旧版)内の地磁気極の言及

【地磁気】より

…自転軸が地表と交わる点が地理的極であるのに対して,伏角が90度になる点,つまり小磁石が垂直に立つ点を磁極といい,南北両半球についてそれぞれ南磁極,北磁極と呼んでいる。これに対して,想定した仮想的棒磁石の軸が地表と交わる点が地磁気極で,それぞれ地磁気北極,地磁気南極と呼んでいる。これら3種類の極はそれぞれ異なった位置にある。…

※「地磁気極」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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