地磁気極(読み)チジキキョク(その他表記)geomagnetic pole

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地磁気極」の意味・わかりやすい解説

地磁気極
ちじききょく
geomagnetic pole

地球中心に想定された磁気双極子の軸を延長して地表に交わる位置(点)のこと。2012年時点の地磁気極の位置は、地磁気北極が北緯80.1度、西経72.4度、地磁気南極が南緯80.1度、東経107.6度である。地軸(地球の回転軸)より傾いており、地理北極、地理南極とは異なる。

河野 長]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の地磁気極の言及

【地磁気】より

…自転軸が地表と交わる点が地理的極であるのに対して,伏角が90度になる点,つまり小磁石が垂直に立つ点を磁極といい,南北両半球についてそれぞれ南磁極,北磁極と呼んでいる。これに対して,想定した仮想的棒磁石の軸が地表と交わる点が地磁気極で,それぞれ地磁気北極,地磁気南極と呼んでいる。これら3種類の極はそれぞれ異なった位置にある。…

※「地磁気極」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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