デジタル大辞泉
「地蔵舞」の意味・読み・例文・類語
じぞうまい〔ヂザウまひ〕【地蔵舞】
狂言。宿の亭主に宿泊を断られた旅僧が、笠を預けてその下に潜り、笠に宿を借りるという。亭主も気に入って酒をふるまうと、僧は地蔵舞をまう。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
じぞう‐まいヂザウまひ【地蔵舞】
- [ 1 ] 罪人の救済につとめる地蔵菩薩の様子をユーモラスに表わした舞。[ 二 ]で舞われる。
- [初出の実例]「ぢざうまいをみまいな、ぢざうまいをみまいなと、はやさせられひ」(出典:虎明本狂言・地蔵舞(室町末‐近世初))
- [ 2 ] 狂言。各流。宿を断わられた旅僧が考えたすえ、笠を預かってもらう。その後、こっそりあがって笠をかぶり、笠の下は自分の心のままといって自由に振舞う。亭主がそれをおもしろがって宿を貸すことになり、僧に酒を勧め、僧は地蔵舞を舞う。「天正狂言本」では「地蔵坊」、「狂言記」では「笠の下」という。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 