地頭上村(読み)じとうかみむら

日本歴史地名大系 「地頭上村」の解説

地頭上村
じとうかみむら

[現在地名]鴨方町地頭上・益坂ますざか

竹林寺ちくりんじ山を背にする。北は奥山田おくやまだ(現小田郡矢掛町)、東は西知にしち山が張出して上竹かみだけ(現金光町)との境をなす。鴨方川が南流して鴨方村に向かう。東方に枝村の益坂がある。寛永備中国絵図では岡山藩領、高六三五石。東に「地頭上ノ内」として板村がみえ、正保郷帳では枝村として地頭板村がある。寛文一二年(一六七二)岡山藩生坂領となり(寛政重修諸家譜)、宝永八年(一七一一)の丹波守様御知行高村割帳に村名がみえ、同高を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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