竹林寺(読み)チクリンジ

百科事典マイペディアの解説

竹林寺【ちくりんじ】

高知市にある真言宗智山(ちざん)派の寺。724年に行基(ぎょうき)が創建,空海が中興したという。四国八十八ヵ所第31番札所。戦国期に荒廃し,慶長(けいちょう)年間(1596年―1615年)空鏡(くうきょう)上人が再興。歴代高知藩主に崇敬された。本尊の文殊菩薩座像など19体の仏像は重要文化財

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世界大百科事典 第2版の解説

ちくりんじ【竹林寺】

高知市五台山にある真言宗智山派の寺。山号は五台山。金色院と号し,俗に土佐文殊と称する。行基が聖武天皇の命を受けて中国の五台山に似た地を探し,724年(神亀1)に一寺を創建したのが始まりと伝える。のち空海が中興したが,戦国期に荒廃し,慶長年間(1596‐1615)に空鏡上人が再興した。近世には山内忠義をはじめ歴代土佐藩主の尊信を受け,1795年(寛政7)の末寺帳では脇坊6,末寺3,門徒寺38を数える。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

竹林寺
ちくりんじ

高知市五台山にある真言(しんごん)宗智山(ちさん)派の寺。五台山金色院と号する。本尊は文殊菩薩(もんじゅぼさつ)。俗に土佐文殊の名で親しまれる。四国八十八か所第31番札所。寺伝では724年(神亀1)に行基(ぎょうき)が開創、大同(だいどう)年間(806~810)空海が再興し中興の祖となっている。寛永(かんえい)年間(1624~1644)山崎闇斎(あんさい)が『鐘楼記』で記しているように、当寺は静寂な地で、吸江(きゅうこう)湾を見下ろす風光明媚(めいび)な地である。本堂(室町時代、国の重要文化財)をはじめとする壮大な伽藍(がらん)がある。寺宝には木造文殊菩薩および侍者像五躯(く)、同阿弥陀如来(あみだにょらい)立像など国重要文化財の指定を受けている多くの彫刻がある。また境内には植物学の牧野富太郎(とみたろう)記念館がある。[眞柴弘宗]

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