地頭下村(読み)じとうしもむら

日本歴史地名大系 「地頭下村」の解説

地頭下村
じとうしもむら

[現在地名]金光町地頭下

現金光町西端に位置し、安芸守あきのかみ(一九二メートル)南方に開けた地にある。東は占見うらみ村、南は佐方さがた村、六条院東ろくじよういんひがし(現鴨方町)、西は鴨方かもがた(現同上)鴨方往来が通る。「備中誌」に、村名は地頭が居住したことによるとある。元和二年(一六一六)検地帳(金光町役場蔵)では、田方四二町余・畑方二町三反余、屋敷一七筆。寛永備中国絵図では岡山藩領で高六一二石余。寛文一〇年(一六七〇)の田方改帳(唐井家旧蔵)では高四八一石余、同畑方改帳(同文書)では高九〇石余。「備陽記」では家数六〇・人数三六四。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば、高六一二石余、直高七〇五石余、蔵入三四八石余、ほかは家老土倉市正の給地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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