坂井範一(読み)サカイ ハンイチ

20世紀日本人名事典 「坂井範一」の解説

坂井 範一
サカイ ハンイチ

大正・昭和期の洋画家



生年
明治32(1899)年2月14日

没年
昭和56(1981)年5月27日

出生地
岐阜県

学歴〔年〕
東京美術学校図画師範科(現・東京芸術大学)〔大正15年〕卒

主な受賞名〔年〕
地方文化功労賞〔昭和54年〕

経歴
大正15年岐阜県女子師範教師となり、同年帝展に初入選以後も同展に入選を続け、昭和6年東京美術学校研究科に入り藤島武二師事。10年第二部会展に入選。11年より新制作派協会展に出品し、同年新作家賞、12年新制作派協会賞、14年にも新作家賞を受賞、15年同会会員となる。戦後郷里岐阜に定住し、24年岐阜大学教授となり、37年退官。のち愛知女子短期大学、東海女子短期大学で教え、東海女子短大名誉教授。戦後、中部新制作グループを結集し、54年地方文化功労賞を受賞。また岐阜県美術作家連盟顧問を務め、同県下洋画壇の重鎮だった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂井範一」の解説

坂井範一 さかい-はんいち

1899-1981 大正-昭和時代の洋画家。
明治32年2月14日生まれ。東京美術学校(現東京芸大)卒業後,岐阜女子師範,浜松師範でおしえる。大正15年から3年連続で帝展に入選。昭和11年第1回新制作展では「浴後」「裸婦」で新作家賞。戦後,郷里の岐阜県にすみ,24年岐阜大教授となった。昭和56年5月27日死去。82歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android