坂室新田村(読み)さかむろしんでんむら

日本歴史地名大系 「坂室新田村」の解説

坂室新田村
さかむろしんでんむら

[現在地名]茅野市宮川みやがわ 坂室

諏訪盆地の東南端にあたり、東側は長峰ながみね丘陵、西側は守屋もりや山系裾野に挟まれてゆるやかな斜面をなし、村内を甲州道中(現国道二〇号)に沿って宮川が北流している。

親村は千野ちの(茅野村)で、「諏訪郡諸村旧蹟年代記」に「寛永十五年洞虎院様御見立坂室新田」とある。同書には「寛文五年家数四軒」とあり、信濃国郷帳によれば、元禄一五年(一七〇二)には高一八・九一石、天保五年(一八三四)には九八・九六石である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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