坂岡末太郎(読み)サカオカ スエタロウ

20世紀日本人名事典 「坂岡末太郎」の解説

坂岡 末太郎
サカオカ スエタロウ

明治・大正期の土木工学者 北海道帝国大学教授



生年
明治2年10月10日(1869年)

没年
大正12(1923)年9月26日

出生地
青森県津軽郡

学歴〔年〕
札幌農学校土木工学科〔明治27年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔大正7年〕

経歴
明治30年臨時北海道鉄道布設部技師を経て、35年母校・札幌農学校の教授となる。39年北海道水力電気主任技師に就任し、土木工学研究のため、41年英国・米国・ドイツ・フランスの各国に2年間の留学を命じられる。44年拓殖銀行の土木工事設計調査顧問となり、小樽高等商業学校講師も兼ねたが、大正7年北海道帝大付属土木専門部教授に転じ、主事を兼任した。9年から札幌区議。著書に「鉄道工学講義(全8巻)」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂岡末太郎」の解説

坂岡末太郎 さかおか-すえたろう

1869-1923 明治-大正時代の土木工学者。
明治2年10月10日生まれ。35年母校札幌農学校の教授。欧米留学後,大正7年北海道帝大付属土木専門部教授となり,主事をかねる。「鉄道工学講義」(8巻)をあらわした。大正12年9月26日死去。55歳。陸奥(むつ)津軽郡(青森県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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