坂鳥(読み)サカドリ

デジタル大辞泉 「坂鳥」の意味・読み・例文・類語

さか‐どり【坂鳥】

朝早く、山を越えて飛んでいく小鳥の群。 秋》「―の胸をうたるるしもとかな/暁台

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精選版 日本国語大辞典 「坂鳥」の意味・読み・例文・類語

さか‐どり【坂鳥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 朝早く山坂を飛び越えて行く鳥。峰を越えて飛ぶ鳥。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「坂鳥の胸をうたるる笞(しもと)かな」(出典:俳諧・暁台句集(1809)冬)
  3. 沼地から飛び立つ水鳥を、岡や山の上で待っていて、柄をつけた網で伏せ捕る猟法。宮城県や新潟県でいう。福井県では、さかとりうち。

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