坊主禿(読み)ボウズカムロ

デジタル大辞泉 「坊主禿」の意味・読み・例文・類語

ぼうず‐かむろ〔バウズ‐〕【坊主×禿】

江戸時代遊女に使われていた幼いかむろ(かぶろ)。前髪両耳のあたりだけ毛を残した芥子けし坊主にしていたところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「坊主禿」の意味・読み・例文・類語

ぼうず‐かむろバウズ‥【坊主禿】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、吉原遊郭で遊女に使われていた幼い禿。頭を前髪と両耳の辺に少し毛を残すだけの芥子(けし)坊主にしていたのでいう。ぼうずかぶろ。
    1. [初出の実例]「捨子じゃと坊主禿をなで廻し」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android