…いずれにしても寝殿造など平安時代の庭園に普遍的なもので,寝殿南庭の一隅,遣水(やりみず)のほとり,野筋(のすじ)や築山の裾,枯山水様の立石に添えるなど,多くの用例がみられる。建物や渡殿(わたどの)(廊下)に囲まれた坪庭(皇居では壺庭)にも最適で,ここに植えたのを坪前栽という。このため後宮の殿舎が,その壺庭に植えられた前栽の木の名から,桐壺,藤壺などと呼ばれた。…
※「坪前栽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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