天徳四年内裏歌合(読み)テントクヨネンダイリウタアワセ

デジタル大辞泉 「天徳四年内裏歌合」の意味・読み・例文・類語

てんとくよねんだいりうたあわせ〔テントクよネンダイリうたあはせ〕【天徳四年内裏歌合】

天徳4年(960)3月30日村上天皇清涼殿で催した歌合わせ。判者藤原実頼。12題20番。のちの歌合わせの規範となった。

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精選版 日本国語大辞典 「天徳四年内裏歌合」の意味・読み・例文・類語

てんとくよねんだいりうたあわせ‥よネンダイリうたあはせ【天徳四年内裏歌合】

  1. 平安時代、天徳四年(九六〇)三月三〇日、村上天皇の主催で行なわれた歌合。判者左大臣藤原実頼。春・夏の景物や恋など一二題二〇番。歌人は、左が藤原朝忠坂上望城・橘好古・大中臣能宣・少弐命婦・壬生忠見・源順・本院侍従、右が平兼盛・藤原元真・中務・藤原博古。行事の盛大さ、和歌の秀逸、本格的な歌論などから、後続の歌合の範となった。壬生忠見が二〇番目兼盛と合わせた恋の歌に命をかけた逸話名高い。歌合史上もっとも重要なものの一つ。天徳歌合

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