垢付(読み)あかつき

精選版 日本国語大辞典 「垢付」の意味・読み・例文・類語

あか‐つき【垢付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 垢のついていること。また、そのもの。転じて、着古した衣服。特に、故人生前使用していた衣服。形見に分けるときにいう。
    1. [初出の実例]「熟(つらつら)それを見るに、著ふるしたる垢付(アカツキ)様子と云」(出典古道大意(1813)下)
  3. 近世、高貴の人が臣下、またはその他に下賜した衣服の称。普通、紋付である。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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